ペットロスについて①はーちゃん卒業のとき

ここで一度、私たちのペットロスについて書きたいと思います。

2017年の12月に、はーちゃんはわが家を卒業しました。
中皮腫の可能性が高かったのですが、
胸水がたまるスピードが速く、体をとても衰弱させてしまいました。
覚悟はしていたけれど、
なんとか少しずつ回復できないかとも思っていたので
涙が止まりませんでした。
それと同時に、もうそれくらいしんどかったのだ、
ということも痛感しました。
そして、それくらい体がつからったのに、
とーちゃんとかーちゃんのことを気にかけてくれたのだな、
といろんな場面を思い出し、ただただ泣いていました。

私たちにとって、やってよかったと思うことを書きます。
・旅立ちの手順を丁寧に行うこと
・とにかく歩きまくること
この2つです。

〇ペットのお葬式について
お世話になった動物病院さんと、とーちゃんの職場のかた
(ネコさんがいらっしゃる)から教えていただいたなかに
共通する霊園があって、
私たちは兵庫県のある動物霊園に行きました。
そこは閑静な住宅地の一角にある規模の大きい霊園でした。
よかったと思ったのが、
一つ一つの手順を丁寧に時間をかけてできたことです。
待っている間に、スマホでとっていた
はーちゃんの動画を見たりして、
いっときほっとした時間もありました。

いつだったかテレビで見たのですが、
ペットのお葬式を人と同じようにすることって
関係のない人から見ると違和感があるかもしれません。

でも今回自分たちのショックが大きいときに、
霊園のかたが丁寧に行ってくださって
気持ちが救われるところもありましたし、
手順を踏んでいくなかで
気持ちの整理ができる部分があったので
ここでよかったなと思いました。

〇ひたすら歩く
はーちゃんがなくなって、
2日ほどは起きても寝ても、何をしていても涙が出て、
これがペットロスか、このままだと病気になってしまうのでは
と思ったほどでした。
とーちゃんもしんどくて、
このままだとよくないから環境を全く変えよう
ということになり、私たちの場合は海外へ行きました。

数日間、一日12~15km、あるいはそれ以上の距離を
毎日ひたすら歩き続けました。
ひざや股関節が痛くなったけど、
日常と全く違う景色のなかだと気も紛れて歩けました。

はーちゃんを一人にしておきたくなくて、
霊園で葬儀のときに分骨してペンダントをつくり、
肌身離さず連れていきました。

ペットの遺骨を飛行機に乗せることについて
出発前にネットで体験談を調べたところ、
骨壺だと難しいようで、
ペンダントをつくり、私たちは問題なく行ってこられました。

家に戻ったとき、また辛くなるのではと一瞬不安になりましたが、
旅行へ行く前よりもはるかに
(涙でぼーっとしていた)頭が動くようになっていて、
日常生活ができるようになっていました。
だから、つらい時にとにかく歩くこと!
今でもときどきは歩く時間を作るようにしています。